強く、優しい人になりたいというのは誰しも思うことかもしれませんが、強さと優しさというのは実は共通する精神要素から形成されています。
つまり同時に達成したり、あるいは同時に上げていくことのできるものだということがいえるかと思います。
そもそも強さとは何でしょうか?
たとえば苦難にあったときに、その苦難を打ち砕き、そして乗り越えていくこともあるでしょう。
また集団内であれば、集団が苦難にあったときに、その周囲の人を引っ張っていくことも強さだと思います。
では優しさとは何でしょう。
身近な人が苦境に立ったときに、上から目線でなく、その人の話を親身になって聞けることもあるでしょう。
要するに人の立場に立ってものを考えることのできる人ということではないでしょうか?
優しさと強さというのは一見するとまったく逆のように思えるものではありますが、実は完全に共通する要素から成立しているんですね。
・強さとは苦境を無視する力
・優しさとは他者に注意集中してその立場を理解する力
苦境を無視するというのは、たとえば苦境の対象とは違うものに集中する能力です。
そして優しさというのは他者に注意集中する能力から派生されるもの、つまり両者は完全に一致する能力ということなんですね。
そもそも強く優しい人になりたいというのは理想としては何となくもっていても検索までしてこのページにも行きつかないと思うんですね。
人間といいましょうか、宇宙ではまず考えて、そして実行したときにはじめてその方向に向かえます。
つまりこのページを見ている段階で強くて優しい人になるということの最低条件はすでに満たしているということでもあるんですね。
あとはその方法を知り、コツコツと実行していけば到達するのは自明のこととなります。
よく時間的に余裕のあるときには人に優しくもできるものの、用事がたてこんでくるとどうしても精神的な余裕がなくなり優しくできないという経験のある人も多いのではないでしょうか?
優しさというのは
・あれをしなければいけない
・それが終わると次はあれもしないといけない
このような状況のときに、通常は意識が次にやるべきことに支配されているときに、一旦それらを置いて人を思うという別のことに注意集中できる能力を指すというわけですね。
これが言葉だと簡単ですが、いざとなるとすごく難しいんですね(笑)。
自分が精いっぱいのときにさらに別のことに取り組むというのは精神的な余力がないとできないというわけです。
私もこのような経験はたびたびしていて、そのたびにまだまだ修行が足りないなぁと痛感します。
自分の弱さを感じるという経験のある人も多いのではないでしょうか?
私も含めてみなそうかもしれません。
・苦境に押しつぶされそうになる
・苦境を超えることができないように思うときがある
・もうどうしようもないというように思うことがある
まずこのようなときに分析することは大事です。
まず苦境を分析すると、苦境は客観的なものであって、主観がそれをより一層難しそうに感じさせているということなんですね。
苦境を苦境と思うことがすでにその時点で苦境にしてしまっているというわけです。
まずその思いを捨てる必要があるでしょう。
次に苦境を分解しなければいけません。
たとえばお金がないという深刻な問題が出ているとすれば、それを分解していくと
・お金はいくらとりあえず必要なのか?を明確にする
・必要な金額を減らせないか冷静に考える
・自分の中でお金を何とかできる方法は出てきそうか冷静に考える
・今までの知人、友人にお金の相談ができる人がいないか思い出す(工面してもらうのではない)
・もし何もないなら最善のお金をどうにかできる方法を考える
苦境でパニックになっているとどれほどの人でもそう冷静には考えられませんし、必要な過去に聞いたりした情報、会ったことのある人などを思い出せないものです。
私ならまず運を上げてからこのように考えると思いますが、それができない人はとにかく冷静になるということがポイントです。
運をとりあえず上げるのはこのページですでに紹介しましたね。
運が上がってくるとそうではないときよりも格段に良い方法が出てくるものです。
強さ、優しさ、ともに注意集中能力からきているとするとその根本的な獲得方法というのは瞑想とやはりなります。
瞑想はあらゆる時代を超えて注意集中を獲得していく人間の最大の行為といえます。
意識が忙しいときにもかろうじで混乱に陥らないようになり、整理でき、また再起動するというシステムを構築できます。
瞑想についてはこの動画で詳しく説明していますので、興味のある方は参考にしてみてください。
きっとやるほどに強さ、優しさ以外にも自己強化していくことができるでしょう。