観念というのは一見すると固定されているようで、一生変わらないものというようにも感じてしまいます。
そして観念を変えることが運命などを変えることにつながり、非常に重要なことというようにもいわれることもあります。
ただし私の考えるところでは、観念というのは形成過程を知り、あとは形成を繰り返すとやがて変えられたりするものだと感じています。
観念というのは何かのアイデア、思い込み、あるいはその人の属性を示すような考え方というような感じともいえるかもしれません。
あとは固定観念というような意味も含むともいわれています。
たとえば
・仕事とはしんどいものだ
・掃除は面倒なものだ
・毎週の週末には仕事で疲れがたまるものだ
・配偶者は扱いにくい性格だ
というような思い込みという形だと思います。
観念というのもポジティブなものも当然あるわけで、問題はネガティブな観念といえるかと思います。
たとえば部屋の掃除をしなければいけないというときに、掃除作業自体はだいたい決まったルーティンがあるでしょう。
しかしその開始前に一番プレッシャーがかかります。
前日などですが、掃除をしなければいけないという自分の思いがあり、さらに毎回の掃除作業の面倒さがさらに自分を追い込みます。
実際のところ一番しんどいのはこのような心理的なストレスなんですね。
実際に掃除作業をスタートさせていくと、やるほどに確実に掃除は進むので、次第にプレッシャーから解放されていくようになります。
仕事でも同様で、たとえば日曜日の夕方あたりがしんどいという人は多いのではないでしょうか?
これは
・過去に仕事の嫌なこと、しんどいことが記憶としてある
・翌日から仕事だという認識がある
・来週もどの程度しんどいかを予想できるので憂鬱になってくる
というようにある種、仕事の経験が憂鬱にさせているというようにもいえるわけですね。
観念を手放す、あるいは変えるというときに、観念がいかにして形成されるのかをまず知るところからはじめないといけません。
観念というのはまず過去が絡んできます。
そして何かの経験を積んだことで、予想できたりするというところも観念の形成につながります。
ビギナーズラックというのはこの機微を言っているのだと思いますが、観念の形成過程といえば
・経験を積む
・学習する
・記憶する
・その記憶でもネガティブなものもたまる
・苦手意識が出る
というような形になります。
生きていくには経験は必要なのですが、ネガティブな記憶もたまるのが難しいところですね。
あとは一見ポジティブとされる成功体験でも固定観念が出るんですね。
たとえば学生時代に非常に努力家で受験などにおいて大成功した人がいたとします。
それ自体が素晴らしいのですが、成功するには努力しなければいけないというように成功体験から思い込みがちなんですね。
すると実際は仕事でちょっとした修正を上司から求められているだけにすぎないにもかかわらず、余計に考え込んでしまったりする傾向がついたりします。
固定観念といえばこのように人格の一部になっていたりして、修正するのは非常に難しいようにも思えてしまうんですね。
さてここまで考えていくと観念を変える方法についてアイデアが浮かぶ人もいるのではないでしょうか?
観念というのは経験からでしたね。
ですので現状の観念が気に入らないのであれば、それを修正する体験をどんどんとしていけば良いだけなのです。
たとえば真面目で重い観念が嫌という人がいたとしましょう。
この場合、仕事なども一気に変えてしまえば良いのです。
・緩い考え方の人と付き合うようにする
・比較的チェックなどをしないで緩い感覚で成果が出る職種に転職する
などですね。
これで緩くても成果が出るという方向に舵を切れるので、数年もするとそういう観念の持ち主になっていくでしょう。
自分を変えたいのであれば現状のままいるのは得策でありません。
今いる環境で今そういう観念になってきたわけですので、観念を変えるのであれば別の環境に移行するということがまず必要です。
本気で観念を手放す、変えるのであれば実行してみてください。
本気で観念を変える決定をし、環境を変えればそう難しいことでもありません。
観念は未来に新しい方向性のものを積み重ねていくということとともに、過去をきれいにするのも必要です。
こちらで脳クリーニングで浄化するべきと上げた箇所のさらなる浄化というエネルギーをお渡ししていますが、このエネルギーで脳内の過去の記憶をきれいにするとさらに楽に観念を手放すこともできるようになることが多いでしょう。