徳というのは概念のようなものではありますが、実際にいろいろな宗派で重視されています。
徳というのは来世などにポジティブな結果を招くという意味もありますが、実際に検証していくと現世利益も十分にあるものでもあります。
つまり徳というのは最初は自分のために積むということでも良いのかなという考えをもっています。
徳といえば個人的には真っ先に儒教をイメージします。
儒教では体系的に徳を分類しているのですが、
・仁 優しさ
・義 他人に尽くすこと
・礼 心の中における礼儀
・智 知識を内的に正しいと経験しゆるぎないものと認識した結果
・信 誠実なこと
これを五徳として他に孝、悌、忠というものもあるとされます。
孝は親を敬う、悌は年長者に従う、忠は目上の人に誠実に従うというような意味になります。
私は良いことをして徳を積んでいるという人も多いかもしれませんが、単純にそれだけではすべての徳を積むということにならないんですね。
これが難しいところでもあります。
仏教では功徳といって実践するという意味になります。
徳とは優しさ、善い心、慈悲という意味になり、功というのは実践するとなります。
ですので簡単にいえば善いことを実践していこうという能動的な解釈といえるのかもしれません。
また徳を三徳といって主に3つに分類することもあります。
・恩徳 生きとし生けるものを救うこと
・断徳 煩悩を断ち切ること
・智徳 共生すること
困っている人、動物、植物などを救い、嫌な人とも共生していき、排除しないというのが仏教の徳といえるのかもしれませんね。
陰徳という概念も中国のことわざ(陰徳あれば陽報あり)に存在します。
陰徳というのはいわば人に見られることなく善いことをこっそりと行うことという意味です。
たとえば会社に行く前に特に町内会での義務でもないのに、付近の公園を掃除するというようなことも拾い意味では陰徳になると中国から話を聞いています。
陰徳を積むことについてよく本場中国などで行われている方法は以下の教材で紹介しております。
中国では陰徳を積むことについていろいろな話を聞いています。
陰徳を積むという思想もあるほどで、変更できない宿命を変えるためにたびたびコツコツと陰徳を積む人もいるんですね。
大きな運を引き寄せたい人ほど陰徳という概念は重要なものとなると思います。
もう何年も研究していますが、運というのはある意味で相関関係にあるようなのです。
個人と世界とがやり取りをしているようなイメージで、個人が世界に対して善いことをすると世界がそれに対して返してくれるというような感じだと思います。
たとえばお蔭さまをやると突然翌日に新しいお客さんがきてくれたりというのも比較的あるのですが、お陰さまでそのお客さまに善いことをしたわけではありません。
ここが不思議なんですね。
ひょっとすれば世界というのはネットワークのようにつながっていて、善いことをするとネットワーク全体にその情報が届き、その個人が助けになる人が引き寄せられるということなのかもしれません。
ですので良いことがあったので善いことを返すというのは不十分で、逆なのです。
自分が善いことをしたので世界から良いことを贈ってくれるということなのですね。
さて実際に五徳、陰徳とお話ししてきたのですが、私ももちろん徳も積もうとするわけですが、なかなか追っつかないわけですね。
現代はどうしても忙しく自由な時間も少ないので、徳を積みたいけども徳を積む時間が取れないということもあります。
そこで私は自宅で徳を積みます(笑)。
実は徳というのはオーラなどの内部にエネルギーとして存在しています。
ですので気功でその徳を補給すれば良いですね。
徳を積むとオーラもきれいになってマイナスが減ります。
そしてどうも徳というのは周囲の環境にもたまっていくようなのです。
この環境箇所にも徳を積む必要があるのだろうと考えています。
徳について興味のある人はCDなどで対応できるのでお問い合わせいただければと思います。
ただし徳や陰徳を積むという意識もリアルな生活でもなるべく持つようにするほうが効果は高いといえます。