宿命と運命という言葉がありますが、似ているようにも思いますが、内容はまったく違うといって良いです。
今回は宿命を変える方法というお話をしたいと思います。
運命と宿命とは何なのかをまずお話しします。
運命というのは基本的に後天的なものすべてを含むといって良いです。
・どの大学に行くのか?
・どの会社に入るのか?
・どの資格を取るのか?
・起業するのかどうか?
・どの人と結婚するのか?
・どの車に乗るのか?
など運命は相当に幅広い概念だと思ってもらって良いでしょう。
細かい話をすれば、次回の通勤でどの電車に乗るのか、何両目に乗るのかというのも運命といって良いかもしれません。
そして宿命ですが、宿命は先天的なものという意味になります。
・性別
・親
・遺伝子
・生まれた土地
・生まれた時間
などですね。
これらは基本的に変えられないものですね。
性別は最近だと手術もあるようですし、遺伝子の操作も未来にできるようにはなると思いますが、まぁ一般的には変えられないというようにここではしておきましょう。
我々は宿命では器というのも重視します。
何度かお話ししていると思いますが、金運の器、人間関係の器などもあるんですね。
たとえば金運の器が小さいと月収30万で天井となることも多いですし、人間関係の器が小さくても経営者になって人をたくさん雇用するというような立場になったりもしません。
この器も意外と影響があって、器を大きくするということが重要です。
器は思考のルーティンを本気で変えないと大きくなりません。
つまり今までビビッてする気もなかったことを今からするというような勢いが必要ということです。
リスクも当然ありますが、そのようなリスクなどを意識していて器といった宿命を変えることは通常できません。
宿命というのには他にも概念がいくつかあります。
先天の気といったりもします。
この先天の気というのは文字通りに生まれつき持つエネルギーというニュアンスで、この総量が生誕時に受け継がれて、これがゼロになったときに死亡するというように東洋医学などではいわれます。
腎というところに存在するといわれますが、
・日々のストレス
・生活習慣
などで減っていくというようにもいわれます。
よく先天の気は増えないとされますが、私が検証したところそうとも言い切れないのかなと考えています。
想像妊娠という現象がありますが、これは実際には妊娠していないのに妊娠したいという気持ちが強いと妊娠の初期症状のようなものが出てくるという現象のようです。
結論からいいますと人間の考えというのは肉体そのものにさえも影響するわけで、この意味で宿命を絶対に変えられないというわけでもないのでしょう。
他にも遺伝子も人間の思いで変わるという研究もあるようで、宿命をある程度変えられるというように私は考えています。
宿命というのは何も現代だけの問題でもなく、複数の宗派でそれを変えようとした先人もいたということは私も知っています。
他にもいろいろな方法はあるのでしょうけども、すべてに共通するのは宿命を変えるという思いをいかに現実化するのかということに尽きると思います。
宿命というのは気功などでもできるところもありますが、それはきっかけにしかすぎません。
本当の意味で宿命を変えるには思いが最大のポイントなのですが、人間というのは切羽詰まらないと宿命を本気で変えるようなエネルギーは出てこないものです。
ただ私は宿命を変えたある女性を知っています。
それは自分の子を救うために突然それまで普通の主婦だったにもかかわらず、とんでもない活動をしはじめたということです。
その道のプロも腰を抜かしてビビるようなことを毎月やるようになったということですが、このように宿命を変えるにはそれまでのルーティンを粉々に壊すほどのきっかけが必要なのだと思いますね。
強い緊急性のある必要性が出てきたときというようにいえるかと思いますが、本気で宿命を変えるのであれば思考の使い方をよく研究してほしいと思います。
この必要性は特に環境が原因で出てくるときが多いと思いますね。
たいていは一見ネガティブな出来事があり、それを非常に強い必要性で何とかしなければいけないというような状況にならないと人間は本気になれないのかもしれません。
・思考
・意識
・神経
・感情
・無意識
などがすべてその目標に対して一致して、すべての自分の戦力をそこに向けられるようになったときに宿命を本当に変えられるのだろうと思います。