今回はニルヴァーナについてお話しをしていきます。
ニルヴァーナというのは悟りの境地ともいわれることもあるのですが、実際にニルヴァーナに誰もがこの瞬間に到達することができます。
「この世において見たり聞いたり考えたり識別した快美な事物に対する欲望や貪りを除き去ることが、不滅のニルヴァーナの境地である。」
(スッタニパータ 1086)
ニルヴァーナは仏教では涅槃という意味とされます。
ジャイナ教では魂の解放といったような意味とされます。
要するにまとめると現世から遊離するというようなニュアンスだと考えています。
あらためて仏陀の言葉を見るとニルヴァーナというのは
・欲望
・貪り
を除くこととなっています。
その原因として見ること、聞くこと、考えることによってとらえた事象に対しての欲望や貪りとなっています。
つまり一言でいえば瞑想中の状態に入ることをニルヴァーナといえるかと思います。
ニルヴァーナというのは瞑想をしていくと誰でも数ヶ月で入ることができるし、獲得することもできるものだと思います。
要するにすべての想念といった主観をストップすれば残るのはニルヴァーナとなるわけです。
ただしこの境地を日常で実現することが難しいんですね。
仏陀などだと日常のかなりの時間をニルヴァーナにいるということもできたのでしょうが、私だと日常でニルヴァーナに入ったつもりでも前からきれいな女性がくるとすぐにニルヴァーナにはいられません(笑)。
おそらく瞑想により習熟していくと日常でもニルヴァーナにとどまることができる確率が上がっていくのだろうと思います。
そしてこの確率アップによって、自分の主観でできる苦悩を形成しにくくなり、やがて苦の解消となっていくのだろうと思うんですね。
さてニルヴァーナってなぜ不滅といえるのかというのはわかりにくいところではないかと思います。
不滅というのは霊属性を持つという意味なのですが、
・物質的なもの
・半物質なもの
・霊属性のもの
と大きく分類するとこのように3つに分けることができます。
物質的なものというのはわかりやすいのですが、半物質といえば見えないもの、たとえば思考、感情、想念といったものを指します。
見えないもののたしかに存在するのですが、誰もそれを指させないというものです。
これも物質ではないですがやがて消滅するものとなります。
感情などもよほど強いものでも数百年もすればやはり消えてしまいます。
霊属性のものというのは形態としては微細粒子などとされますが、物質の粒子と比較にならないほどに小さいものです。
物質などは時間が進むにしたがってまるで時間とこすれて摩擦によって消滅するかのようになりますが、霊属性はこのようになりませんのでおそらく不滅となるのでしょう。
そもそも物質などのように固まったというところがないので、最初から物質的には生成していないので消滅というプログラムが適用されていないというところもあるのかもしれません。
霊属性のものは瞑想中に接触することもでき、何度も経験していくと霊属性のものの特徴というものも把握できるようになります。
従って精神的なものにおいても霊属性なのかどうかもほのかに理解できるようになり、同時にドイツ語コードによって超体験をしていくとオカルト的な体験でも何が事実で何が自分の妄想からきているものなのかもよく理解できるようになります。