今回は
・首の凝り
・肩こり
・背中の痛み(背中の凝り)
・腰痛
について気功などではどう解釈するのかを説明したいと思います。
ただし注意してほしいのは、今回のページの内容はすべてといって良いほどに慢性的な凝りの話であって、急性的にたとえばどこかで腰を打って痛くなったなどというような話はまったく想定していません。
急性的な痛みは寝ているだけで体が状態を上げてくれますのでただ待てば良いだけですね(笑)。
もう1つ注意してほしいのは、慢性的であるとともにストレスも慢性的にあるというような人ということです。
通常ある程度はストレスと背面との凝りはリンクするものですが、それでもストレスがたまっているなと感じない方はすぐにこのページを閉じてもらって構いません。
気功というのはそもそも仙道といって仙人になる方法を説いたものとされています。
みなさんは仙人というとどういうイメージを抱くでしょうか?
山の上で毎日カスミを食べて楽しく生活しているというようなイメージかもしれませんし、私もそうでした(笑)。
ただ実際に中国などでは現代でも仙人は存在していますが、日常は普通のビジネスマンや会社経営者だったりします。
ものすごくお金持ちだったりもしますが、休日などに山に登って仙人修行をするというようなスタンスの方もいます。
そこに同行すると、いろいろな修行があるわけですが、一言でまとめれば体や意識をリラックスさせるというような目的の修行が多いと思ってもらって良いかと思います。
このような仙道の影響を受けた気功もやはり体や意識の力みをなくすのを最大の目的にしているといっても良く、はっきりといえば体の力みはすべて運命を悪くするというのが原因でなくすとされているんですね。
このために亀の型などさまざまなポーズで力みや歪みをきれいにするということをします。
つまり首凝り、肩こり、背中の凝り、腰痛はすべて邪気のなせる技であり、考え方を間違えていたり、日常で何かの力みがあるとまずいって良いわけです。
実は凝りの箇所ごとに気功ではある程度その原因というのも解読しています。
・首凝り 物の考えすぎ
・肩こり 意識の緊張、完璧主義
・腰痛 怒り、イライラ、せっかち
およそこのような感じだと思ってもらって良いのですが、思い当たる人もいるのではないでしょうか?
特に腰痛の人で多いのが、「私は怒りがあまりないです」「特にイライラしていません」ということですが、本人が自分の怒りやイライラを理解できていないことが多いのですね。
たとえばよくよく思い出してみると、日常で通勤時に車でも電車でも少しの間待つのも好きでなくてスマホを見てしまったり、行動の遅い人に合わせるのがストレスに感じる人だったり、優柔不断の人が嫌いだったりというのはすべて腰痛予備軍なんですね。
完璧な人間というのは地上には絶対に存在しないですが、もしいればこのような考え方も本当は一切してはいけないんですね。
気功ではまず思考の異常があると上記のようにまず首、肩、背中、腰のように背面に出るとします。
つまり首凝り、肩こり、背中の凝り、腰痛などですね。
体は意識などのストレスを背面の凝りや痛みという形で耐えるということなんですが、ストレスが慢性的になってくれば背中で耐えることができなくなりいよいよ体の前面にネガティブが出てきます。
つまり臓器に影響が出てくるというわけですね。
これを厄年などといって、一定の年齢で思考や感情のマイナスが一定以上蓄積しやすいタイミングというのが人間にはあるんですね。
肉体というのはその人をすべて長生きさせるために機能します。
たとえば転倒して擦り傷ができても、修復してくれるように、ある程度エラーが起きても修復してくれます。
しかしその能力を超えるような慢性的、長期的なストレスが出ると耐えきれなくなります。
そう考えると首凝り、肩こり、背中の凝り、腰痛も何かいとおしいような気がしませんか?
通常現代人はまた肩こりだ、腰痛だと疫病神のように嫌いますが、実際にはすべてその人の行いに悪い部分があって肉体は全力でどの瞬間もサポートしてくれているんですね。
現代人は肉体をすぐに恨みますが、そのようなこともネガティブな要素となります。
腰痛などがあれば、肉体をいとおしむような感じで
・できれば生活習慣を見直す
・腰痛に良いことをする
というようにしていきましょう。
背面の凝りをできるだけきれいにしていければ、背面の絶える能力に空きがくるので前面には影響しない余力もより出てきます。
基本的に改善は自分に合ったものをするのがベストだと思います。
私のように気功をしても良いですし、女性なら最近はヨガが流行ってますね。
あとは整体、リラクゼーションなど自分に合うものがベストでしょう。
整体といっても整体院に通うのも良いでしょうし、自宅で整体体操をコツコツするのでも良いでしょう。