まだ地球では奇跡という言葉がありますが、奇跡というのは法則からすると絶対に起きないんですね。
というのも原因のないものは起きないという法則があるからです。
奇跡というものがあるとして、絶対に用意しなければいけないのは奇跡を起こす原因です。
そしてその原因の鍵は人間の中にしかないんですね。
身近でもないですがしばしば聞く奇跡といえば火事場のくそ力だと思います。
以前どこかで聞いた話なのですが、あるお母さんがその奇跡を起こしたということです。
・自分はマンションから外出していた
・小さな子供が自宅に残ったまま
・マンションが火事になりもはや救出もできない状況に
・子供がお母さんの前に落下してくる
この状況で子供の落下地点までの距離、落下までの時間、そして子供の落ちたときの重力という物理の計算が出てきます。
まず落下までに落下地点にお母さんが到達できるのか、そして落下速度を加えた子供も抱えることができるのかという2点が特に問題となります。
そのときの結果は無事にキャッチでき、子供もお母さんも傷も怪我も何1つもないということでした。
後日ある専門家の方が計算すると
・落下地点までのお母さんの走行速度は一時的に陸上の世界チャンピオンよりも速かった
・子供の何トンという体重を受け取る能力もアスリートをはるかに超えていた
ということだったと聞いています。
これぞまさに火事場のくそ力だと思いますね。
もはやこのときにお母さんは助けないととも考えていないと思うんですね。
ただ必死にやるべきことを感じて、無我夢中でまさに必死に動いたというだけだと思います。
ここに奇跡を起こす能力の秘訣があると思います。
黒住教を開いた黒住宗忠大先生という方も奇跡を起こしたお一人です。
江戸時代の方で、当時流行していた結核にかかり、みるみる衰弱していったとされています。
もう死を家族も自身もある程度覚悟していたときに冬至の朝の太陽を浴びる中で天照太神と同魂同体となり、そのときに瞬間的に病気も消えていたとされます。
逸話を読んでも正直いってよくわからないのですが、そして私も同じようにできないかとよくやってもいましたが、奇跡は起きていません。
たとえば太陽をイメージして天照大御神さまだと思い、その対応の光が自分に降り注ぎ、やがて太陽自体が自分の外と内部を照らし、やがて自分そのもんが太陽になるような感覚をもっていくということだと思います。
生涯黒住先生は天照大御神の偉大さを説いていったとされます。
黒住宗忠 (人物叢書)
黒住先生の本は非常に少なく、この本は中でも良書の1つですね。
有名な逸話も網羅されていて、黒住先生の考えなどもよくわかるようになっています。
ヨガを日本に伝えたとされる中村天風先生も奇跡を起こしたお一人だと思います。
天風先生もやはり不治といわれた病気にかかったというお話で、世界中にその治療法を探し求めて外国を回っていきます。
諦めかけたときに出会ったのがヒマラヤのヨガの聖者だったんですね。
そしてただ瞑想などを山中でしていきます。
何度も何度も瞑想をしてついに聖なる体験をしたんですね。
私の生命は大宇宙と通じているということを認識し、涙と大感動を味わいます。
そして病もいつの間にか消えていたということです。
生命に気付き、生命を意識し、生命からのエネルギーが流れたときに病が治ったというように私は解釈しています。
運命を拓く(中村天風)がおすすめです。
宇宙では奇跡を起こすには人間がどれほどの霊の力を使えるのかだけにかかわっています。
本当にこれだけしかないんですね。
この力で疲労を一瞬で回復させたりもできますし、腰痛も解消できたりもします。
一見このような能力といえば現状から遊離した迷信などのようにも思うのですが、生きる力とはこのような能力から派生しているところもあるんですね。
霊とは純粋生命であり、生きている存在は例外なくこの霊の力でこの瞬間も生きられています。
ですので常時意識ともつながりがあり、もっといえば意識のあるところからほんの少しの距離の脳内にこの霊というのは存在します。
このほんのちょっとの距離に特定の電気信号を作り流せれば奇跡を起こすこともできるんですね。
とはいっても私もこれは奇跡という現象を現実化できたのはほんの1回あるかどうかという感じです。
この体験もいつかお話しすることもできるかもしれませんが、ドラクエのパルプンテで「とてつもないものを呼び出した」というような感じで非常に恐ろしい体験でもありました。
霊の使用というのは今の段階では
・命令形式で行う
・どうも何かの心底からの確信や思いというものに霊は感応する
というような感覚をもっています。