気功といえば健康法というイメージが強いかもしれません。
ただ私自身は病気のヒーリングをお断りすることが多く、それは教えを守ろうとしているためでもあります。
そのため私が知人などを冗談半分でというのはありますのと、あとは装置を使って縁のある人にだけということしか今のところは行っていません。
つまり経験値としては少ないわけですが、そんな中でも健康について気功ではどう見ているのかについて今回は解説したいと思います。
西洋医学ではたとえば特定の臓器にエラーが出ると、その臓器に対して手術、投薬などを行います。
気功ではちょっと発想が違いまして、特定の臓器にエラーが出ても、肉体すべての気の流れに問題があるというように総合的に考えることが多いと思います。
そして気功では薬ではなく、漢方などのように肉体の基礎力を底上げして、肉体自身にその臓器のエラーを解消してもらうというような考え方になるかと思います。
さしずめ、気功の病気観からすれば最良で最も原因も解決法も知っているのはその人自身の肉体であるというような解釈になるのかと思います。
いわば自然治癒力ということかもしれませんね。
ちょうど転倒したときに出来た擦り傷を肉体が自動的に治してくれるかのように。
まず気功ではマイナスの気が発生してきて、それが一定量以上蓄積してきて、それが現実化することを病気といいます。
邪気といっても良いのかもしれません。
気功師の方のヒーリングというのはそのマイナスを根気良く、プラスのエネルギーを当てていきマイナスと等価交換のようにして打ち消していくことをいいます。
ちなみに私の方法も基本的にこれと同様になります。
ではマイナスの気というのはどういう流れでたまり、そして病気となっていくのでしょうか?
それには流れというのがあります。
ヨガでもそうですが、基本的に肩こり、首の凝り、肩甲骨などの背中の凝り、そして腰痛と背面箇所の柔軟性を気功でも重視します。
この凝りを病気の端緒と見る人もいます。
ですので
・背面の凝りが出てくる
・その凝りが一定以上溜まると体の前面に影響が出てくる
というような流れとなります。
精神疾患の方などは背面の凝りのある人はかなり割合が多いのではないでしょうか?
すでに疾患ありという人は整体のユーチューブ動画を見てやってみるというのも推奨したいですね。
気功の体操でも良いと思いますし、ヨガも当然推奨いたします。
ちなみに体の前面に影響が出てくることを病気といいますね。
さて気功ではそのようになっているわけですが、私なりに医師の方などからも勉強させていただき、その内容でまとまってきたこともあります。
病気の前兆についてですが、背面の凝りというのとともに
・体温が低くなってくる
・便秘になってくる
・静電気体質になってくる
・顔や背中などにシミが増える
・黒子が増える
というのも前兆ではないかと考えています。
特に体温というのは血流と関係するともいわれていますが、血流に滞りが出てきているともいえますね。
ここまで見てきて、たかが肩こり、たかが便秘、と思うのですが、意外と怖いものだとなりますね。
体温については理想は36.5度あたり、少なくても36度代はほしいと思います。
ただ誤解してほしくないのは慢性的に肩こりがあったり、便秘というのが問題ということで、たまたま昨日重いものをもって肩こりになったというのは何の問題もないということですね。
ここは誤解しないでください。
・自律神経
・血流
・血液の質
・リンパの流れ
などは基本的にすべての体調にかかわる重要な要素ではないかと私は思っています。
気の流れなどが悪くなり、マイナスの気が蓄積してくるといいました。
ではそれはなぜでしょうか?
私の考える原因というのは
・ストレス
・生活習慣(喫煙、飲酒など)
これらが相当な割合あるのだろうと見ています。
もちろん食べ物など他の原因はあるでしょうが、現代病に対しては特にこれらが決定的といって良いと個人的に考えています。
中でも特にストレスですね。
心配、不安、恐れを代表とするネガティブな思考、感情などは相当大きな影響を与えてしまうというのは最近よく指摘されつつあります。
オフィシャルサイトのほうでこの教材をリリースしました。
これはこのあたりのことを専門に紹介したものです。
心当たりがあるかもという人はちょっと見てもらえればと思います。
ですが誤解のないように、治るとはとてもいいません。
それだけ慢性病というのは過去のネガティブの蓄積が多いのです。
もう全部したけど、ダメ元でやってみても良いかもという軽い気持ちでぜひご検討ください。
ではそういった原因で病気が形成されたとして、逆にその原因を解消していくと慢性病は治るのかということが問題となってきます。
一生モノともいわれる病気も多いですね。
たとえば精神疾患などですが、脳や副腎系など特定の臓器や器官に偏りが出てきて、それが固定化されてしまうとそうなります。
その偏りについて原因を解消してもそう素早く治るということはあまりないといって良いでしょう。
通院すると投薬などをしていきますが、みなさんもすでにしているかもしれませんが、経過はどうでしょうか?
精神疾患のケースもアメリカの本なども読んだりしたのですが、早い人で10年、でもたいていは一生治らないとされていたと思います。
ですので通常は一生治らないわけですね。
だから先ほどいいましたダメ元でと思える人だけやってみてはどうでしょうか?という感じになるということです。
ちなみに私が知人にまずアドバイスするのはその教材の内容のものが多いですね。
たいてい病気の相談に来る人は「〇〇の病気です。何とか治してもらえませんか?病気で困ってます。」という内容になります。
(ただ冒頭にもいいますたように病気の個別ヒーリングは今のところしていません)
2文目までは事実と要望なので問題ないと思うのですが、3文目が特に問題だと思います。
困るというのは日常のかなりの時間意識が病気に向かい、そしてそれにフォーカスしていることを意味しています。
潜在意識に病気を刻印していくようなこともあるでしょう。
このような自分で病気の情報を強めるような思考形態をしていれば余計に苦しくなるし、仮に治る人でも治らないと思うんですね。
ですので私は「病気はそれを忘れたときに治る」といえるのかなと考えています。
特に精神疾患ではそう思いますね。
ですので
・精神疾患が治るまで自宅待機しています
・精神疾患だしコロナもあるので働くのを控えています
などとなりがちですが、むしろ逆だと思うんですね。
・病気をある種受け入れてむしろバイトでも良いので働く
・仮に事情で外で働くのが無理なら自宅で副業や開業する
というように何か必死になる時間をもってほしいというわけですね。
精神疾患の方はまともに生活できない、あるいは日常でやれないことがあるというのはよく知っています。
しかしこれだけは覚えておいてほしいのは、
・頭の中で勝手に出てしまう言葉、イメージは実現しない幻に過ぎないこと
・いくら怖くても不安でもあなたのほうが絶対に上の立場であること
・そして治るのを待つのは人生の時間を無駄にしていること
世間に精神疾患でも働いている人がいることは私は知っています。
中には地方に移り喫茶店を開業し、そのときだけ精神疾患のことを忘れていたという人もいました。
ぜひいくら不安でも過去の亡霊に負けず、とにかく一歩でも良いので何かを進めてほしいと思います。